三国志とかの古代中国の戦争では、曹操軍100万人とかいいつつ、その大方は人夫や兵隊の家族とかの非戦闘員だったと聞いたことがありますが、本当ですか?
却って兵站が苦しくなるだけだと思うんですが?
中国の歴史書の○○軍100万とかの記述は誇張や誇大表現がほとんどです。赤壁の戦いでの「曹操軍100万」は大げさで、実際、曹操軍は80万と称していましたがこれもハッタリです。実際の兵数は、曹操が北から連れてきた兵が15万、降伏した荊州兵が8万で合わせて23万人程度だったと言われてます。基本的に軍中に非戦闘員は入りません。兵糧や賃金など無駄になりますからね。
余談ですが、曹操は大軍を確保する為に「兵戸制」を実施しています。一言で言うと兵士の永代世襲制度です。兵士とその家族を一定の土地に定住させて生活を保障する代わりに、兵士が死ねば子どもが、兄が死ねば弟が兵士となる永久の兵役義務を課しています。兵士が逃亡すれば家族と共に処罰され、兵士が未婚の際には跡継ぎが絶えない様に強制的に結婚もさせました。一見すると酷い制度のように見えますが、当時の戦乱の中では生活が保証されるだけでも大変な優遇措置でした。これによりいつでも徴兵できる常備軍と「屯田制」による食糧確保で曹操は「魏武の強」として名を馳せるまでになりました。
その100万と言う数字は、数字をそのまま鵜呑みにせず、
「たくさんいた」程度に受け取ればいいです。
この時期の中国大陸の人口は、政治不在の戦乱と疫病で、
1000万弱まで減少していましたので、
兵員100万を動員するのは不可能です。
非戦闘員を全て合わせて、せいぜい20万そこそこでしょう。
なお、現代では
アメリカ軍は145万(人口3億2000万)。
中国軍220万。(人口13億)。
日本の自衛隊25万。(人口1億2500万)。
まあ、単純に比較は出来ないですけど、
3世紀の100万と言う数字が異常なのは分かると思います。
18世紀末のフランス・ナポレオンの軍勢が20万ちょっとですから。
異常と言えば、太平洋戦争末期の日本軍は800万ぐらいいたそうです。
半数近い370万人が戦死しました。非戦闘員の死者は230万。
嘘です。労役に当たる非戦闘員はたくさんいたでしょうが、家族まで率いるようなのは非効率で農民の一揆軍のようなものです。
黄巾軍とかの編成だと、元は兵農不分離の流民の集まりですからそういう感じになります。
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