三国志の曹操。
乱世のかんゆうと言われていますが、具体的にはどういう意味ですか?
異端児みたいな感じですか?
「清平の奸賊、乱世の奸雄」または「治世の能臣、乱世の奸雄」という許劭の評からきているものなのですが、意味は人によって捉え方が違うものだと思います。
例えば劉備や董卓などは正史では色んな人物に「梟雄」という表現をよくされていますが、これは「横暴で野心的な人物・智勇に傑出した人物」という意味だとか。これも捉え方によっては奸雄と呼べるかもしれません。
一方、奸賊は「悪賢く邪な人物」という意味ですが、曹操はそんな小物ではありません。悪知恵が働くというより狡猾、抜け目ないという表現がしっくりきます。
たぶん梟雄と奸賊をひっくるめて「奸雄」ではないかな。「野心的で狡猾だが、智勇がずば抜けた英雄」という感じで私は理解しています。少なくとも平和な時代でも能臣で満足する人物ではないでしょう。
正確には
治世の能臣、乱世の奸雄
ですね。
平和な世の中なら有能な家臣だけど
戦国時代なら野心のある英雄
といった意味です。
後者を日本で言うと
斉藤道三だとか松永久秀だとか織田信長だとかそういった類
の人物ってことですね。
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