2012年3月29日木曜日

三国志の曹操。

三国志の曹操。

乱世のかんゆうと言われていますが、具体的にはどういう意味ですか?



異端児みたいな感じですか?







「清平の奸賊、乱世の奸雄」または「治世の能臣、乱世の奸雄」という許劭の評からきているものなのですが、意味は人によって捉え方が違うものだと思います。

例えば劉備や董卓などは正史では色んな人物に「梟雄」という表現をよくされていますが、これは「横暴で野心的な人物・智勇に傑出した人物」という意味だとか。これも捉え方によっては奸雄と呼べるかもしれません。

一方、奸賊は「悪賢く邪な人物」という意味ですが、曹操はそんな小物ではありません。悪知恵が働くというより狡猾、抜け目ないという表現がしっくりきます。

たぶん梟雄と奸賊をひっくるめて「奸雄」ではないかな。「野心的で狡猾だが、智勇がずば抜けた英雄」という感じで私は理解しています。少なくとも平和な時代でも能臣で満足する人物ではないでしょう。








正確には

治世の能臣、乱世の奸雄

ですね。



平和な世の中なら有能な家臣だけど

戦国時代なら野心のある英雄



といった意味です。

後者を日本で言うと

斉藤道三だとか松永久秀だとか織田信長だとかそういった類

の人物ってことですね。

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