三国志 曹操の飛躍
かつて董卓暗殺未遂の為 中国全土に指名手配され逃亡の身だった犯罪者が 10年後袁紹に次ぐNO.2の勢力の領主に
飛躍の要因は?
まず曹操は袁紹以下の反董卓連合軍が董卓軍を恐れて逡巡している中、自分の軍だけで突出し、最初に董卓に挑んだことがあると思います。負けはしましたが、戦う姿勢を示したことは大きいのではないでしょうか。それから袁紹と並ぶ大勢力だった袁術軍を破ったこともあると思います。そういう軍事的な名声もあり、また献帝を擁護しているということで、後漢の名士たちの心をつかんだのではないかと。曹操個人の資質としては、決断力があったのと、敵にまわった人物についても寛容であったということだと思います。逆にいえば袁紹は決断力に乏しく、狭量だったが敗因かと。
まず、曹操は董卓暗殺を計画したことはない。董卓の暴政に嫌気がさし、逃走した。袁紹も董卓に協力を求められ逃亡している。
曹操が人より優れている点は沢山ありますが、その決断力です。失敗だろうが素早く決断する。これが他の勢力との違い。袁紹のようにベターな選択を求めると、乾坤一擲の戦いでは必ずしも成功するとは限らない。
同じく逃亡していた、漢王朝最後の皇帝である「献帝」を擁立したのが大きいでしょう。
自身は皇帝の補佐役筆頭である「丞相」となり、皇帝の命令という名目で領土を拡大していきました。
曹操自身が皇帝になることはありませんでした。
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