三国志の曹操が典葦に対して「古の悪来のようだ」 と言ったそうですが、この悪来っ...

三国志の曹操が典葦に対して「古の悪来のようだ」

と言ったそうですが、この悪来って凄い武将だったのですか？

殷（商）王朝時代の武将で、悪名高い暴君・紂王にボディガード的に使えていたそうです。

実は、彼は後の「秦」の王族で、政変で故郷を追い出された王子らしいです。で、本名は「贏来（えいらい）」。「悪来」はあだ名なんですね。

怪力無双で知られ、殷の滅亡に、紂王とともに殉じました。



ちなみに「あくらい」と読む人が多いですが、日本伝統の呼び方は「おらい」です。

典偉も強風の中大きな軍旗を持ってビクともしない怪力と、曹操にぴったりくっついてガードする忠実さを、「悪来のようだ」と言ったわけです。

てことは曹操が、紂王？

悪来は殷の紂王の家来で力が強かった。牧野の戦いで周の武王に紂王が殺されたときに悪来も殺されました。

悪来は紂王の右だったのです。古代では馬車に乗って矢を射て戦闘が行われましたが、馬車には射（弓で矢を射る戦闘の中心人物）御（馬車を操る御者）右（矢は右側を射れないので右側を防御する役）の３人が乗っていました。

王の馬車の右に選ばれるのは国一番の勇者です。

曹操はそういう意味で言ったのです。

三国志の時代の戦闘では馬車は使われていません。

武将は馬に乗って戦っています。

曹操は特に騎馬隊を率いて戦うのが得意だったようです。

すいません．．．

気になったので言わせてもらいます

「典葦」ではなく「典韋」じゃないですか？

悪来は殷の紂王時代の人物で、とにかく怪力で有名だったようです。

ただ、武将というより官僚だったみたいですよ。