2012年3月20日火曜日

曹操曰く、漢中は鶏肋だ 三國志ファンなら分かると言われたのですが、さっぱり読...

曹操曰く、漢中は鶏肋だ





三國志ファンなら分かると言われたのですが、さっぱり読んだ事がなく分かりません(T_T)



どのような意味なのでしょうか?






辞書で調べると、あまり良い事は書いてないので誤解しないように。と、言われました…。



分かる方いらっしゃいますか?(>_<)









辞書で調べたらお分かりだとは思いますが、捨てるには惜しいが、食べても腹の足しになるほどの肉はついてないという意味です。



当時、魏の曹操が蜀の劉備に漢中を奪い取られたのに対して討伐軍を自ら率いて遠征にでますが、曹操の作戦がことごとく裏目に出て敗走に敗走を続けます。ある日の夜の食事中に夏候惇が曹操の幕舎に入ってきて、「今夜の合言葉はどうしましょう」と訊ねると、曹操が「鶏肋」と答えました。

夏候惇を始め、諸将は曹操の真意がわからず戸惑っていましたが、手簿の楊修(切れ者で知恵があった)が言葉の意味を理解し帰り支度を始めます。不思議に思った夏候惇が楊修に訊ねると

「鶏の肋は肉はないがしゃぶっていれば実に味わいがあり、捨てるのにもったいない。これを自分達に例えると漢中はもったいないが益なき戦いを続けても(兵糧の確保などが難しく)最終的には魏の為にはならないから一旦、引き揚げるということでしょう」

と曹操の胸中を伝えると感心した夏候惇が全軍に撤退の準備をさせます。

しばらくして曹操が陣中を見て回るといつの間にか撤退の準備が始まっているではないですか。驚いた曹操が夏候惇に問うと

「手簿の楊修が大王の真意を察したので撤退の準備を始めました」と答えると曹操は自分の心を的確に言い当てられたことに恐れをなし、楊修を呼び出して処罰します。



結局、撤退するどころか激昂した曹操は士気を上げるために蜀軍に決戦を挑むも、やっぱり敗退。多くの軍需物資を手放して命からがら曹操は撤退していきます。この時、諸将は「あの時、楊修の言うとおりに撤退していれば良かったのに…」と頭によぎったということです。








鶏肋というのは鶏の肋骨のことでダシを取るのに使います。

肉は無いので食べられませんがダシは取れるから捨てるには惜しい。

あまり役には立たないがただ捨てるにはもったいないという意味で使います。



中国の北側半分を領有していた曹操が蜀(今の四川省一帯)を領有していた劉備と漢中という土地を奪い合っていたときのことです。

戦況が一進一退で膠着したときにこのまま戦い続けてもあまり意味はない、かと言ってこのまま撤退するのも何も得るところがないと悩み、いまの戦況をたとえて思わす「鶏肋」とつぶやきます。

これが鶏肋です。



ただこの話には続きがあって、曹操のつぶやきを諸将が聞きつけますが何のことか分かりません。

ただ一人、楊修(ようしゅう)だけが撤退の準備を始めます。

楊修はきれ者で通っていてこのときも曹操の悩みを正確に言い当てます。

ところが以前から先回りして曹操の考えを読んでしまう楊修を苦々しく思っていました。

そのためこれを独断専行として罪を問いついに楊修を斬首してしまいます。

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