2012年3月9日金曜日

三国志の英雄(?)曹操孟徳の有名な漢詩について質問です。 『歌以志詠』の意味を...

三国志の英雄(?)曹操孟徳の有名な漢詩について質問です。

『歌以志詠』の意味をどなたか解りやすく教えてください。







曹操の「歩出夏門行」の一節ですね。

この漢詩は四章から成っていますが、

各章の終わりに

 幸甚至哉(ああ幸いなる哉)

 歌以詠志(思うがままにうたいのべん)

と必ずついています。



この二句は音楽の演奏を伴って歌われたときに加えられた

一種の合いの手で、本文と意味上の関係はないそうです。

(参照:講談社学術文庫「曹操」竹田晃・著)








『龜雖壽』の中の一行です。 (歌以志詠ではなく、歌以詠志です)



神亀雖壽 神亀が長寿と言えども

猶有竟時 それでも死ぬときは死ぬ

騰蛇乗霧 天の竜は霧を起こす力があっても

終焉土灰 最後は土塊となる

老驥伏櫪 だが老いたる名馬は厩に倒れても

志在千里 その心は千里を駆け

烈士暮年 烈士は晩年になっても

壮心不巳 その志を喪わない

盈縮之期 人の寿命というのは

不但在天 天命まかせではない

養怡之福 いかに生きたかによって

可得永年 寿命を越える事ができるのだ

幸甚至哉 幸い私はそれに気づく事ができた



歌以詠志 だから私はこうして志を歌うのだ



老驥伏櫪 だが老いたる名馬は厩に倒れても

志在千里 その心は千里を駆け

烈士暮年 烈士は晩年になっても

壮心不巳 その志を喪わない

http://www.yk.rim.or.jp/~smatu/henkan/allchina/soso/kiwajyu.htm

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