三国志の史実での逸話を教えてください。曹操がとくに聞きたいです！できたら他の...

三国志の史実での逸話を教えてください。曹操がとくに聞きたいです！できたら他の人たちの逸話も聞かせてください！

それと本物の曹操はどんな方だったのでしょうか？

曹操と袁紹の二人は小さい時に遊び仲間だったのですが、その遊びを一つ紹介しましょう。

ズバリ「花嫁泥棒」です。

二人は婚礼を迎えた花嫁をさらおうと画策し屋敷に忍び込み、花嫁を奪い逃げます。ところが、袁紹は逃げるとき茨に嵌って身動きが取れなくなります。すると曹操は突然「花嫁泥棒はここだ！」と大声で叫び、捕まるのが嫌な袁紹はトゲに刺さるのをかまわず逃げたという逸話です。

私が思う曹操を簡単に表すならば、何でもできる女好きな野心家です。

曹操は戦以外で詩や音楽に人材発掘などやり過ぎと言えるくらいなんでもできたらしいです。女好きなのは有名ですね。





曹操以外なら孫権の逸話も一つ

孫権には張昭という孫策からの部下がいました。二人の仲はすごく悪いのですが、張昭は孫策と呉夫人（孫策と孫権の母）に孫権の事を頼むと遺言で任せられたほどの人なので孫権も彼の事は無下にできません。

しかし張昭と孫権の度重なる意見の対立により、ある時孫権の怒りが爆発、剣を張昭に向け脅すが張昭は上記二人の遺言で孫権を任されたからやっているのだと涙を流しながら言って、孫権もまた剣を落として一緒に涙を流し張昭の意見を聞き入れます。

普通ならここで話は終わるはずでしたが、孫権は張昭の意見を実行しなかったのです。

故に怒った張昭は病気だと偽り家に引きこもります、結果としては張昭の意見が正しかったので孫権は張昭に謝りに行きます。しかしそれでも張昭は家から出ません、怒った孫権はもう出てこさせないために門を土で塗り固めますが張昭も内側から土で塗り固めてしまいます。さらに孫権は火を放ちますが張昭はそのまま焼き殺されようとします。慌てた孫権は火を消させて息子達に抱えられて出てきた張昭に謝罪したという逸話です。





尊敬できるのは高順ですかね。

裏切り者の代名詞である呂布に嫌われながらも負けることなくずっと忠臣でいた彼がすごいと思います。

ちなみに上記の張昭も孫権に嫌われながらも死ぬまで呉に仕えました。

曹操の逸話として有名なのが、有名な骨相見の先生から「君は乱世の奸雄」と言われたという所ですが、史実では「治世の能臣、乱世の英雄」と言われたということですね。

また、曹操は痩せていて、そのことをからかわれた時、「私は天下の仕事をしなければならないから、余計な肉がつく暇がない」と切り返したという話もあります。

痩せていることで貫録がないのを心配した曹操が、恰幅のいい部下を身代りにして外国の使者と逢わせ、自分は太刀持ちとして控えていたことがあるそうですが、その外国の使臣は、「曹操（身代り）も立派だが、その近くで剣を持っていた人物（つまり本物の曹操）こそ英雄である」と話したという逸話もあります。

曹操・曹丕・曹植の漢詩も残っていますし、戟を横たえて詩を読むといわれた曹操は、風雅で、頭が切れ、迫力がある、かなり魅力的な人物だったようですね。