2012年3月18日日曜日

三國志に出てくる曹操の祖父・曹騰(養子曹嵩)は、中常侍・大長秋になったそうです...

三國志に出てくる曹操の祖父・曹騰(養子曹嵩)は、中常侍・大長秋になったそうですが、どれぐらい偉かったのか教えていただけませんか。








【大長秋(だいちょうしゅう)】は、

中国の王朝で皇后府をとりしきる宦官の最高位。

後漢以前は民間出身でも任命されたようですが、

後漢の初代皇帝・光武帝は宦官のみ大長秋に任命するように制定しました。

曹騰は、桓帝即位時(146年)費亭侯に封じられ、

特進(三公の下)の位を授かりました。



奥行きの最高責任者で、皇后宮や皇太后宮の侍従長を務めましたので、

それなりの権力は持っていたでしょうが、皇帝が親政を行なうようになれば、

皇太后の権力も減少します。

ある意味、名誉職という意味合いが強いのではないでしょうか。



【中常侍(ちゅうじょうじ)】とは、

古代中国の官職。

皇帝の身の回りの事を司る侍中府の中の一役職であり、

皇帝の傍に侍り、様々な取次ぎを行います。

常に皇帝の傍にいるので、絶大な権力を誇こりました。

基本的に宦官がなる役職で、

宦官の中では大長秋(皇后侍従長)に次ぐ位です。

2000石、3品の位といわれます。



皇帝の一番間近におり、

皇帝にとって何でも言うことを聞いてくれる便利な存在です。

信頼を得て、寵愛を受ければ、怖い者はありません。



政治に参画することはできませんが、皇帝を裏で操ることは出来ます。

皇帝への上訴類も全て、中常侍経由とのことですので、

秘書室長兼総務部長というところでしょうか。








中常侍・大長秋ともに宦官のトップのことで、偉さだけでいえば大臣・官房長官クラス。

0 件のコメント:

コメントを投稿